農福連携
2022年7月31日
こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。浜松で次郎柿の栽培と販売をしています。
10日ほどブログをサボってしまいました。続けるということは難しいですね。1日サボると次の日もまあいいやになってしまいます。栽培記録や会社のことを書くブログなのでしっかりと発信を続けていきたいです。ただ気負うと大変なのでゆるく続けていきたいです。
先日、浜松にある農業企業の京丸園という会社さんのトークショーの行ってきました。農家がトークイベント!?と思われるかもしませんが、この日はこの会社の取り組みを題材にした絵本の作者の方を招いてのイベントでした。
農家が絵本?と今度は思われたかもしれませんね。どんな絵本かというと
「めねぎのうえんがのガ・ガ・ガーン」という絵本です。
これは京丸園さんが取り組んでいる農福連携をわかりやすく説明した絵本です。
農福連携とは農業と福祉事業の連携のことを言います。具体的には障害を持った方達を農園で働いてもらおうという取り組みです。京丸園さんでは障害を持った人が仕事が出来れば高齢者もできる、女性をできるしもちろん男性もできる、どんな人でも仕事ができる職場を目指しているそうです。それをユニバーサル農業と言います。
現在では働いてくれる人の4分の1が障害を持った方、で18歳から80歳まで幅広い人が働いてくれている農園になっています。そうした取り組みを長年続けて来た結果、その取り組みが絵本になることになったそうです。
絵本でしたら、子供もわかるしもちろん大人も理解できます。ここでもユニバーサルな考え方を取り入れているところがすごいなと思いました。
京丸園さんの指導のもとで足立柿園でも農福連携に取り組んでいます。柿の検品や袋詰め作業などを手伝っていただいてその柿は海外に輸出もされています。
写真は検品の様子です。海外に輸出するためには害虫がついていると輸出ができなくなるため慎重に検品をしてくれています。障害を持った人でも細かいことがすごく気になってしまう人がいますが、こうした検品作業では逆に細かなことに気がついてくれる人の方が向いているそうです。全ての人が働けるユニバーサルな職場を私も作っていきたいです。