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足立柿園の日々

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ユニバーサル農業の勉強

2024年5月19日

ユニバーサル農業の勉強

こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
次郎柿の栽培や販売をしている浜松の柿農家です。よろしくお願いいたします。

今、私はユニバーサル農業というものを勉強をしています。ユニバーサル農業はユニバーサルデザインという言葉から着想を得て言います。それは「誰でも、どんな人でも使いやすいデザイン」と言い換えられます。それと同じようにユニバーサル農業とは「障害を持った人でも高齢な人でも活躍できる農業」のことです。
浜松には「京丸園株式会社」という企業があります。この会社はユニバーサル農業の考え方を作った会社で、この会社では社内で働く4分の1の方が障害を持った方々です。京丸園株式会社では人を仕事に合わせるのではなく、仕事を人に合わせるやり方をとっていて、障害を持った人たちがどうしたら仕事をもっとうまくできるのだろうか、その人の特性をどうやって仕事に生かせるかを社内全体で考えてそれに合った取り組みをしています。その例の一つが「虫トレーラー」です。あなただったら動きが遅い障害を持った方にどのようなお仕事を任せますか?
普通の会社だと動きが遅いと仕事が遅れてしまって怒られてしまうかもしれませんよね。しかしユニバーサル農業では動きが遅いことはその人の特性だと受け入れてその人がどのようにしたら活躍できるかを考えます。そこで野菜についた虫を吸い込む掃除機、虫トレーラーが活躍します。これは急いで動かすと虫を見逃してしまいうまく取れません。ゆっくりやることが重要な器械です。動きがゆっくりの方に合った器械です。このように農業の仕事をユニバーサル化してどんな人でも活躍できるようにしていくのがユニバーサル農業です。
こうしたユニバーサルな仕事を社内でも作っていくことが出来ないか勉強中です。

 

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