耕作放棄地の再生
2024年6月6日
耕作放棄地の再生
こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
静岡県の浜松で次郎柿と太秋柿の栽培と販売をしています。
昨日と今日で2件の耕作放棄地の現地確認を行ってきました。耕作放棄地をなんとかしたいという思いはあっても
なんでもかんでも借りていけばいいというものではありません。経営体である以上、収益性もきちんと考えていかなければいけません。
一つ目の畑は森の中にあり、昨年まで耕作されていたので比較的綺麗でした。2つ目の畑はしばらく木の管理をしていなかったようで木がボサボサでしたが
道路に隣接していて周りに大木もなく日当たりが良好でした。私は今回はボサボサの木の畑を借りることにしました。
理由は一つ目の畑は果樹管理以外の仕事が増えてしまうからです。森の中にあるので放っておくと周りの木が育ち日当たりが悪くなるので木の伐採が必要になります。また畑に行くまでの道も森の中の舗装されていない小道を進むので車がスタックしたり倒木して通れなくなる可能性もあります。農道の保全や管理も借り手の負担になります。また給水施設も近くになかったので遠くから水を運んでくる必要があります。
2つ目の畑は、舗装された道路に隣接しているのでアクセスが容易なことと近くに水場があり利用可能でした。ボサボサになった木も3年ほどきちんと管理すれば元に戻ります。また近隣も柿農家の畑が多く農作業時の騒音や農薬散布時の危険性も低いと感じました。
自分の会社にできることとできないことを良く判断して耕作放棄地を少しでも少なくして行きたいです。