春の堆肥まき
2025年4月8日
春の堆肥撒き
陽だまりの里 足立柿園では、浜松で次郎柿や太秋柿を育てています。
今日は柿の果樹園に牛ふん堆肥をまきました。
写真は牛ふん堆肥を園地の木々の根元にまいている様子です。
この牛ふん堆肥、実はとっても重要な役割を果たしてくれます。
まずひとつは、土をふかふかにしてくれること。
堆肥をまくことで、地中に空気が入りやすくなり、根がのびのびと広がっていける環境になります。
これによって、柿の木がしっかりと栄養を吸収し、元気に育つ土台ができます。
また、堆肥は微生物たちにとってのごちそうでもあります。
微生物が活発に働くことで、土の中の栄養がじわじわと分解されて、柿の木にとって吸収しやすい形に変わっていきます。
つまり、牛ふん堆肥は自然の力でゆっくり効いてくる肥料になります。
そしてもうひとつ、堆肥には土の保水力を高める効果もあります。
雨が降ってもすぐに流れず、乾燥しても水分を保ってくれるので、夏の暑い時期や雨の少ない季節でも、木がストレスを感じにくくなります。
土がよくなれば、木が元気に育ち、実が大きく甘くなる。それが秋の美味しい柿へとつながっていきます。
手間はかかりますが、こうした地道な作業が果樹園の1年を支えています。

