大平の次郎柿足立柿園大平の次郎柿足立柿園

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足立柿園の日々

柿づくり

太秋柿 完売

2018年10月15日

皆さんこんにちは 浜松市で元気に農業しています。足立柿園です。

今年の太秋柿が完売いたしました。今年は数が少なく皆様にご迷惑をお掛けしました。

台風24号は浜松にも大きな被害をもたらしました。

特に農業ではハウスを飛ばされたり、塩害で苗がやられてしまったりと様々な被害を聞いています。

被害に合われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

足立柿園では、約10年前に父が太秋柿という次郎柿とは違う品種の柿の栽培を始めました。

桃栗3年柿8年と言いますがまさに8年目の2年くらい前から良い太秋柿が採れ始めました。

シャキシャキした食感が特徴的で、お客様からの評判もよく人気の品種です。

この太秋柿は果実がとても大きくなる特徴と枝がとても折れやすい特徴を持っています。

欲張って枝に柿の実をたくさんつけたままにしておくと自分の果実の重さで枝が折れてしまうほどです。

そんな太秋柿ですから、収穫まじかの9月30日の台風24号は最悪のタイミングでした。

台風が来る前日の9月29日土曜 浜松は快晴、風もほとんどなく「ホントに台風くるの?」という状態でした。

その日は従業員のBさんも休みの日にも関わらず出勤してくれて太秋柿の台風対策を手伝ってくれました。

まずは根元が折れないように杭を打って幹を縛り付け支えます。

そのあとは果実のついている枝の1本1本をひもでくくり太い枝に縛り重さを分散させます。

太い枝が無い時は支柱を枝の下に入れて折れないように支えました。

就業時間を過ぎても作業が終わらず、終わったのは日が落ちてからでした。

出来うる限りの準備をして9月30日の夜を迎えます。

夜7時過ぎから風がどんどんと強くなってきました。初めて体験する風でした。

朝になり日が昇ると急いで柿畑の見回りをしました。

次郎柿は折れている枝ありますが、被害はほとんどなくホッとしました。

そして太秋柿の柿園を見に行きます。

太秋柿

想像以上の風だったので覚悟はしていましたが、現実を見るとショックでした。

太秋柿はかなりの数の枝が折れて果実は地面に落ちてしまっていました。

大きな枝もぼっきり折れてしまっています。

家族全員とBさんとで落ちた太秋柿を1つ1つ拾って、廃棄する物とキズの浅い物に仕分けます。

傷の浅いものは理由を説明して直売所で販売することにしました。

おかげさまで傷物は2,3日でほとんど売れてしまいました。

停電にも関わらず浜松市中区から買いに来てくれたお客様もいらっしゃいました。

来年は強風でも折れないような工夫をして収穫ももっともっと伸ばして

沢山のお客様に味わっていただけるようにしたいと思います!

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