柿のゴマ
2020年8月29日
こんにちは浜松で柿のネット通販と栽培をしている足立柿園です。
次郎柿がだんだんと多いくなってきています。
今日は柿のゴマのお話です。
柿の果実を切ったときに黒い点々があるのを見たことがあるでしょうか。
「ゴマが入った」と言ってこれがあるほうが甘いとおっしゃる方もいらっしゃいます。
実はそのゴマはタンニン細胞と言って、柿の渋みの元のタンニンが固まってできたものです。
なので、脱渋をする渋柿や不完全甘がきの方がゴマが多く、次郎柿のような甘がきは比較的タンニンが少なくゴマが少ない性質があります。
タンニンには二日酔いの原因のアセトアルデヒドとくっついて固まる性質があります。柿が二日酔いに効くというのもそんなところからきているのかもしれませんね。
柿を剥いたときに黒い点々があることがありますが、しっかりとタンニンが固まって渋が抜けている証拠だな!と思ってください。
写真は次郎柿です。ゴマは少ないですがとっても甘い柿です。