とっておき次郎柿
2020年9月20日
こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
次郎柿という柿を静岡県浜松市で70年まえから栽培しています。
私で3代目の柿農家です。
「とっておき次郎柿」ですが、
開発までに以外に時間がかかっています。
次郎柿の貯蔵を始めたのは私の父ですが、初めのころは
貯蔵をしてもお正月まで次郎柿特有のカリッとした食感を
保つのができませんでした。
私の代になって、取引先からの要望もありこの「とっておき次郎柿」
の本格的な開発に取り掛かりました。
とは言ったものの、次郎柿の収穫は年に1回のため、貯蔵試験も
年に1シーズンしかありません。初めの年は、資料を読み込んだり
いろいろな条件下で次郎柿の貯蔵試験に臨みました。
2~3年試験を繰り返していき条件が出そろったところで、
貯蔵施設の設備を整えて生産にこぎつけていきました。
大体5年くらいはかかったと思います。
その後も試験は続けていき、現在は2月頭くらいまでは
次郎柿の独特のカリッとした食感を味わえる商品が完成しました。
現在は、その「とっておき次郎柿」を日本国内だけでなく
海外に持っていけるように事業を継続しています。
日本のフルーツ「柿」を世界の人々に味わっていただくのが夢です。
写真は香港での次郎柿の販売の様子です。