次郎柿の歴史
2021年8月29日
こんにちは陽だまりの里 足立柿園です
浜松で次郎柿の栽培と直売をしています。
私たちが作っている次郎柿はもともとは静岡県の周智郡森町というところで生まれました。
(当園がある浜松市浜北区の隣です)
今から約100年ほど前の地元大平では生糸の生産が盛んで、各家は蚕を飼っていて、その餌となる桑畑が広がっていたそうです。
もともと浜松は遠州綿紬と言って生地が有名な産地でした。
しかし、時代は進み養蚕業が衰退してくると生糸の生産では食べていけずどうしたものかとみんな困ったそうです。
そこで隣の森町になにやらおいしい柿の樹があるという話を聞きそこから苗木をもらって次郎柿の栽培が始まりました。
今では柿園が広がる次郎柿の産地として地元浜松でも有名です。
足立柿園は当時、柿栽培を始めた最初のメンバーの一人だったと話を聞いています。
こうした歴史があって今の足立柿園があるのですね。
先人たちの残したレガシーを大切にしていきたいです。